第19話

Not disappear
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2019/09/29 13:24
パスタは思ったより早く、テーブルに届いた。


そして、


「いただきます。」



と私たちは同時に言って食べ始めた。




「美味しい、。」



食べた瞬間思わず言葉がこぼれた。




私のこの言葉を聞いた瞬間、



「でしょ?」


と四宮たまきは笑って言った。




もくもくと食べすすめる中、四宮たまきが話しだした。



「今日、楽しいね笑」



「、、そうだね。」



私がそうこたえると、四宮たまきは驚いたような表情をしていた。




「なんか今日は素直だね笑」



そんなことを言われた私は、



「いつも私は素直だけど?」



と少し笑って返した。



「らんって初めて話した時と少しだけ変わったよね笑」





急に四宮たまきは私に言ってきた。



「どこが?」


あまり自覚がなかった私はそう聞いた。



「いや、、なんかさ、、初めて話した時とか俺のこと嫌いっていうオーラが見え見えだったけど、今は少しは変わってくれてんのかな、、とか思って笑」





「そう見えるんだ笑」



あえて私は何もこたえず、そう言って誤魔化しておいた。




それから少し経って、私たちは店を出てからまた歩き始めた。



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