放課後、私は言われた通りに図書館に行った。図書館を見渡すと、1番端の席に四宮たまきは座っていた。
私と目があった四宮たまきは私に手招きをした。
「ここ座ってよ。」
そう言われたので私は四宮たまきの隣に座ることにした。
とても静かな図書館は落ちつきもあれば、なぜか分からないが緊張感もあった。
本当に勉強するのか疑問に思っていたけど、私が来てから四宮たまきは真面目に勉強をし始めた。
(案外真面目?まぁ、どうでもいいか、)
私も四宮たまきと同じようにもくもくと勉強を始めた。
私たちが勉強し始めて少し経つと、四宮たまきは分からないところを私に聞いてきた。
「ここさ、なんでこんな式になんの?」
「えっと、、、これは、この公式にあてはめてるだけだよ。」
「なるほど、ありがとう!」
内心、教えることが出来て私はほっとしていた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。