第42話

scar
52
2019/11/17 13:51
この日も私は四宮たまきが開けるカーテンの音で目が覚めた。







こうして私たちの2泊3日の旅行は終わった。







何だかあっという間だった。






新幹線の中でも私たちは寝ていた。




家に着いた時はもう夜の8時になっていた。





私はまだ、夢の中にいるみたいで、





沖縄で撮った写真をじっと見ていた。






私たちは幸せそうに笑っていた。




今までは考えられなかった笑顔だった。






この時にふと思った。






四宮たまきに人生を変えられた。






いや、変えてくれたんだ。






四宮たまきという人物をもっと知りたい。





いつしかそんな気持ちが大きくなっていた。






けど、私はあまかった。






今の私には、背負いきれないものだったんだ。




四宮たまきという人物は。



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