第15話

Not disappear
82
2019/09/29 09:51
休みの日なのに、私は珍しく朝早くに起きてしまった。






普段はあまり着ない白のワンピースを着て、髪もひとつに結んだ。






支度が終わったらちょうどいい時間になった。




「行ってきます。」





靴を履きながら静かにそう言った。するとお母さんはその声に反応して、





1度微笑んでから




「気をつけてね。」



と言った。




私の家から駅は近く、すぐに着いた。



私が着いた時にはもうすでに四宮たまきはそこにいた。






「なんかいつもと違うね笑可愛いよ笑」




ふざけてそう言ってきた四宮たまきに




「それはどうも。」



とそっけなく返した。










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