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第20話

starduster自己解釈
42
2021/05/16 15:34
あそ
あそ
文化祭は一旦休み
attention
・これは僕がこの曲が好きすぎて作ったものです
・実際の歌詞の意味と違っても怒らないで…クダサイ
・僕は歌詞の意味を全く調べてないんで、もし、自己解釈が合っててもパクリって言わないでクダサイ…
・ただの布教です←
・内容を分かりやすくするためにスターダスターの曲を載せますがダメだったら言ってください!その辺の規制とかはあまり分かってないので教えてもらえると嬉しいです!








↓曲
あそ
あそ
聴いてから読むのをおすすめします
とある戦場

戦争中のある国は相手国のたった2人の人物によって窮地に追いやられていた
ある国の総統
くっ…
ある国の総統
たった2人になぜ押されているんだ…⁉︎
ある国の総統
こちらの状況と2人についての情報は!
はっ!
こちらの戦況はかなりよろしくありません!3万の兵のうちの大半はやられました!
ある国の総統
何っ!!
そ、そして謎の2人についての情報ですが、女騎士と男の魔法使いということしかわかっておりません!
ある国の総統
(ギロッ)
し、しかし!あちらもかなり消耗してます!今戦場に出ているのはあの2人だけです!
ある国の総統
その2人も消耗しているのか?
…い、いえ
ある国の総統
ふざけるなっ!
(ビクッ)
ある国の総統
これでは負けてしま
ドカーーン!!
ある国の総統
なんだ!
リリア
リリア
あらあら、皆様ご機嫌よう
なっ!女騎士⁉︎なぜここに!
ある国の総統
女騎士だと?戦場にいるのではなかったのか!
リリア
リリア
貴方が総統ね?
ある国の総統
だとしたらどうする?
リリア
リリア
貴方でこの戦争を終わりにする!
そう言って女騎士リリアは総統に飛びかかった

そのとき
???
…!!
???
リリア!危ない!
リリア
リリア
え…?
背中に激痛が走る

相手国の手練れがまだ隠れてたのか…
リリア
リリア
カナタっ!!
リリアの悲痛な声が聞こえる
カナタ
カナタ
僕は…だいじょう、ゲホッ
大丈夫と言おうとした時に喉の奥から競り上がってきた何かに耐えられず吐き出した

それは赤い色をしていた
カナタ
カナタ
血…?
リリア
リリア
カ、カナタ!動かないで!
リリア
リリア
よくもカナタを…!
そしてリリアはその場にいた僕以外の全ての人間を殺戮した

リリア、すごい怒ってる

そりゃそうだ

だって僕らの国の兵たちを傷つけたんだもん

僕だって怒ってる
リリア
リリア
カナタっ!
リリアが総統を倒して帰ってきた

あぁ…ようやく終わったんだ

この無意味な戦争が
カナタ
カナタ
リリ、ア
ポタポタッ…

僕もそろそろ限界かもしれない
リリア
リリア
カナタ!動いちゃダメだって…
カナタ
カナタ
ねぇ、リリア
僕の背中からは止めどなく赤い命の証が流れ落ちている

僕はもう長くないことを確信していた

だから伝えたい…
リリア
リリア
話さないで…!
リリア
リリア
カナタは助かる!
いや、必ず助ける!
カナタ
カナタ
お願い…聞いて?
リリア
リリア
いや…いやよ!
なかなかリリアが話を聞こうとしてくれない

これじゃ、伝えたいことも伝えられない…
カナタ
カナタ
ねぇ…お願い…
リリア
リリア
いやっ…カナタ…
痛い

言葉を発することすらしたくない

だけど伝えなきゃ

僕の気持ちを…
リリア
リリア
(ポロポロ…)
カナタ
カナタ
リリア?
リリアは泣いていた

多分僕がもう助からないことを察したんだと思う
カナタ
カナタ
勝ったね…戦争
リリア
リリア
話さないでってば…グスッ
勝てたのはカナタのおかげよ…
カナタ
カナタ
僕だけじゃない…
君の国の人たちみんながいたから…
違う…

伝えたいことはそれじゃない…
リリア
リリア
ねぇ…カナタ…
死なないで…
リリア、ごめん

そのお願いは聞けないな…
カナタ
カナタ
この戦争に勝ったらさ、国を立て直すんだったよね…
リリア
リリア
グスッ、えぇ…
カナタ
カナタ
頑張って…ね、君ならでき、るゴホッ
また、口から血を吐いた

目の前が朦朧としてリリアの顔さえ見えなくなっていく

早く伝えないと…
リリア
リリア
カナタっ…
リリア
リリア
…カナタ、私ね、戦争が終わったら婚約者と結婚することになってるの…
カナタ
カナタ
は…?
婚約者?

どういうこと?

僕の頭の中は真っ白になった
リリア
リリア
実はね、私、王女なの
リリア
リリア
戦争の前から婚約者がいて、もし戦争に勝ったら結婚することになってるの
王女…?

リリアの言葉の意味がわからなかった

王女…じゃあ、ダメじゃん…

なんだ、僕リリアと同じ気持ちだと…
カナタ
カナタ
そ…か
リリア
リリア
で、でもねっ!
カナタ
カナタ
じゃあ、早いけど…結婚おめでとう…
リリア
リリア
え…?
カナタ
カナタ
幸せになって…
リリア
リリア
ま、待って!
聞きたくない

これ以上何も…聞きたくない…

僕の目からも涙がこぼれ落ちる

あぁ…こんな姿見せたくなかったのに…
ふと、幼い頃の記憶が蘇った

それは転生魔法の本の内容

なんで、こんな時に…?
リリア
リリア
カナタ、お願い…聞いて!
嫌だ、聞きたくない…

君と愛し合えないことを知って…

あぁ、そっか…

転生して気持ちを伝えたらいいんだ…

だから今あの頃の記憶が…
リリア
リリア
ねぇ…カナタ?…カナタ!!
声も発せなくなってきた

なら最後に…君に、リリアに気持ちを伝えるために残しておいた力で…
カナタ
カナタ
صبهبناصشطزومصقنمتش٦٣١
リリア
リリア
何…?
目の前が真っ白になった
リリア
リリア
カナタっっ!!!
最後に聞こえたのは最愛の人の声だった_















さわさわと心地良い風の音で目が覚めた
カナタ
カナタ
…ここは?
目の前には美しい星空が広がっている

僕は何を…?
カナタ
カナタ
つっ!!
突然頭痛がした

そして全てを思い出す
カナタ
カナタ
たしか僕は…
僕は死んだ

最愛の人の腕の中で

最後に魔法を使って
カナタ
カナタ
じゃあ、ここは転生した世界?
???
いいえ
カナタ
カナタ
誰だ⁉︎
声が聞こえるまで気づかなかった

全く気配を感じなかった

少し警戒する
管理人
管理人
貴方は死にました
管理人
管理人
ここは死後の世界
管理人
管理人
私はこの世界の管理人
管理人と名乗ったその女性は静かに淡々とこの場所について話し始めた
管理人
管理人
ここでは亡くなった魂たちが星となって集まります
管理人
管理人
そして私はその星たちを管理する役割です
管理人
管理人
貴方は死ぬ直前、何かを行いました
管理人
管理人
しかし、それは失敗に終わり魂の星ともなれずここに辿り着きました
管理人
管理人
そういう魂はもうどうすることもできません
管理人
管理人
なので貴方はこれからずっとこのまま
その言葉を聞いた瞬間違和感を感じた
カナタ
カナタ
ずっとこのままって?
すると彼女は機械的に答えた
管理人
管理人
この世界でいるということ
カナタ
カナタ
…?
管理人
管理人
いずれ貴方は私と同じように心がなくなるでしょう
カナタ
カナタ
心が…なくなる?
管理人
管理人
では
そう言って彼女は立ち去ろうとした
カナタ
カナタ
待って!
彼女が振り返る
管理人
管理人
カナタ
カナタ
僕、転生魔法を使ったんだ…
完璧だったはず、、なんで失敗したの?
管理人
管理人
転生魔法は愛し合うもの同士が同じ世界に存在したら失敗します
管理人
管理人
そしてそういう魂は星になれず、ここに辿り着きます
カナタ
カナタ
愛し合う…もの同士…
管理人
管理人
では
そして今度こそ彼女は立ち去った
カナタ
カナタ
愛し合う…
僕があの世界で愛していたのはたった1人
カナタ
カナタ
じゃあ、もしかして…
リリアも僕と同じ気持ちだった…?
カナタ
カナタ
いや、でも婚約者って、
でも、魔法は失敗した
カナタ
カナタ
うそ…
リリアと僕は愛し合っていた
カナタ
カナタ
うそ、うそだ…
うそだよね…?
じゃあ、あの時何か言いかけてたのは…
カナタ
カナタ
うそだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
両目から感情の象徴である涙が溢れ出る

止まらない…
カナタ
カナタ
あ"ァァァァァァアぁぁぁぁア!!!
僕は叫ぶ

リリアへの想い

戻らない現実

最悪の失敗

不甲斐なさ

やるせなさ

その全てを詰め込んで















どれくらい時間が経ったんだろう…

涙が枯れても、声が枯れても音のない叫びをずっと続けていた

僕の周りは暗い海のような空に生命の輝きのような星

そしてどこまでも続く草原

ただそれだけだった
カナタ
カナタ
___っ__!
もう声が出ない…

疲れた

冷たい真空のような空気を吸い込む

身体が凍りついたように動けない、考えられない

いや、違う

動きたくないし、考えたくないんだ…

もう、リリアに、君に僕の気持ちを…愛を…伝えれない

渡せない

すると、止まっていたはずの涙がまた流れ出した




なんで…伝えなかったんだろ…

なんで…リリアの言葉を聞いてあげなかったんだろ…

なんで…なんで…

頭の中を占めるのはその言葉ばかり



リリア、愛してる



その言葉を伝えたいだけなのに



































真っ暗な世界

時間感覚もなくただ星空が広がっている

この暗闇には何もない

あの管理人も、僕が愛する人も…

あれ…?愛する…?

本当に愛してるの…?

愛していたじゃなくて…?
カナタ
カナタ
っ!!
違う!

今でも愛してる

そう確かめさせるように頭を振った

もう誰とも話すことがないから言葉が出せなくなっている

声も出ない

出したくない
カナタ
カナタ
っ!!!
パチン

今度は両手で自分の頬を叩いた

意思をしっかり持てと

ずっとここに居続けて、この暗闇に呑み込まれそうになる

何も考えるな

全てを忘れろ

お前は一人だ

そう言われている気がする

誰も居ないのに
カナタ
カナタ
ぁ…
大きな光を放ち流れる星を見つけた

きっと偉大な人生を送ってきた人なんだろう

今までもそんな星を見てきた

だけど、、

あの星から目が離せない

あの星は誰?

どこに行くの?

今まで止まっていた思考が動き出した

そして、気がつくと僕はあの星を追いかけるように何もない暗闇を走っていた
カナタ
カナタ
はぁっ…はぁっ…
たどり着いたのは美しい夕焼けの空だった
カナタ
カナタ
何…ここ…
どこまでも続くと思っていた暗闇はそこにはなかった
カナタ
カナタ
星…
あの星はどこだろう

そう思って辺りを見回すと…

『カナタ』

そう聞こえた
カナタ
カナタ
っ!!
久しぶりに、本当に久しぶりに名前を呼ばれた感覚がした

優しくて暖かい声で

死ぬ前の最後に聞いた声で…
カナタ
カナタ
リ、リア…?
返事はない
カナタ
カナタ
リリア?
ここに居るの?
爽やかな風が通り抜けた
カナタ
カナタ
うぅっ…リリ、ア…
涙がこぼれ落ちる

止まらない
カナタ
カナタ
な、んで…止まらない…っ…
この世界にいてわかったことがある

それはこの世界に居続けると心も身体も凍ってしまうということ

時間が経つにつれ感情がなくなり、表情が消え、時間感覚も無くなっていく

頭も身体も動かない、動かしたくなくなる

なのに意識はずっとはっきりしている

そういう世界だ

僕はもう、ほとんどその状態になっていると思っていた

そしてそれでいいや、もうどうでもいいと諦めていた

確かに諦めていたのだ

だけど、今まだこうやって、感情が溢れ出している
カナタ
カナタ
僕は…僕の、中には…まだ、あった…
大切な、何にも変えがたい感情がまだ凍らずに残っていた

だけど、きっともうすぐ無くなる…

確証はなくても確信していた

塵となって、僕の中から消えていく

僕には要らない、もう必要ない感情だと…
カナタ
カナタ
いや、だ…
カナタ
カナタ
忘れたくないっ…!
そう言っても、誰も何も応えない

これが答えだ
カナタ
カナタ
なら…
全てを忘れてしまう前に

消えて無くなってしまう前に

どうか…届いて…
カナタ
カナタ
ア"ァァァァァァアアア!!!
叫ぶ

もう届かない想いを

僕の身体一つ分の力全てで
カナタ
カナタ
__________!!!!
声が出なくなってきた

もう時間がないんだ




いやだ

忘れたくない

消さないで

大事な宝物なんだ

リリア、好きだよ

ずっと好きだった

綺麗に笑う顔も、なんでも真剣に取り組む姿も、僕を呼ぶその声も、僕みたいな奴らに手を差し伸べるその心も

大好きだった

伝えたかった

愛してる

本当に愛してる

今までありがとう…
カナタ
カナタ
来世も…幸せ、に…
さよなら僕…


































管理人
管理人
お久しぶりですね
カナタ
カナタ
管理人
管理人
貴方には管理人の仕事を継いでもらいます
カナタ
カナタ
なぜ
管理人
管理人
私がそろそろ限界ですので
カナタ
カナタ
わかった
管理人
管理人
それでは、仕事内容の詳細を残します
管理人
管理人
では
カナタ
カナタ
お疲れ様
そうして管理人と名乗る女性は光の粒子となって消えた

あれが管理人の最期

後には何も残らない

僕も仕事をしなければ





この世界は中身のない行き場を失った魂が複数存在することはできない

新しいからの魂が後を継ぐのだ

管理人として
管理人…またの名を
管理人
管理人
stardusterスターダスター
管理人
管理人
星屑…か




fin
____________________
あそ
あそ
…なっっっが!w
あそ
あそ
え、何?5000文字?
あそ
あそ
やばない?←
あそ
あそ
よく頑張った僕
あそ
あそ
いい曲だなって思ったらハート押してね!

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