その場の空気が少しだけどんよりした時、
広場の方で訓練兵整列の指示が聞こえてきたので、私は既に舞台袖で待機しているエルヴィン団長の隣に立つ。
エルヴィン「…緊張しているか?」
『まっっっっったくもって大丈夫です(^ν^)』
エルヴィン「…のわりにはあなたの手が震えているように見えるが…。」
『マイスウィートハート104期ちゃん達にまた会えるって思ったら嬉しくて震えてるだけですよ(^ν^)』
私がそう言うとエルヴィン団長は「そうか。」と一言呟いて手元のカンペに目を落とした。
しばらくして私たちの出番がやってきた。
『ォオォオオオオ楽しみィィィイイ卍(゚∀゚)卍』
エルヴィン「落ち着きなさい」
『卍(゚∀゚)卍』
エルヴィン団長はそのまま舞台へ歩き出したので、私も彼の後に続いて舞台に立ち、愛しの104期ちゃんを見渡す。
エルヴィン「私は調査兵団団長エルヴィン・スミス。
調査兵団の活動方針を王に託された立場にある。
そして___________。」
『調査兵団副兵士長を務めている、あなた・ローランスです。』
ローランスなんてひっさしぶりに口に出した気がする。
自分のセリフまで少し時間があるから壇上からミカサたんをガン見する()
………あ、ミカサたんと目があった・:*+.\(( °ω° ))/.:+
私が思わず小さく手を振ると、
ミカサたんは一瞬フニャっと笑ってくれた。
かっっっっっ!!!!!!(訳:かわいい)
これだからミカサ沼から抜け出せないんだよな〜〜!?
エルヴィン「所属兵団を選択する本日、私たちが諸君らに話すのはやはり調査兵団の勧誘に他ならない。」
エルヴィン団長は続けて、先日の巨人襲撃についての話を始めた。
エルヴィン「しかしだ、今回の襲撃で失ったものは大きいが、これまでにないほど人類は勝利へと前進した。」
…………フッフッフ、遂に我輩の出番だn((
『それは周知の通り……エレンきゅ((っエレン・イェーガーの存在です!』
あっっっっぶねぇえ( ̄▽ ̄;)
私は1人、ヒヤヒヤしながら話し続ける。
『彼と君たちの活躍で巨人の侵攻は阻止され、
私たちは巨人の正体に辿り着く術を獲得したのです!』
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スーパーキリわるいNo. 1ですが、次行きますよろしゅう
わに
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!