しばらくして私が泣き止むと、エルヴィン団長は紅茶を入れてくれた。
『あ、これもしかして…』
エルヴィン「ん?ああ、気づいたか。これはあなたが前に勧めてくれた銘柄だ」
試しに買ってみたら気に入ってな、と言ってエルヴィン団長はゆっくり笑みを浮かべる。
一言二言雑談を交わした後、エルヴィン団長は姿勢を正してソファに座り直した。
エルヴィン「今日あなたに来てもらったのは、少し頼みたい事があるからだ。」
『まァアかせてくだせぇ!⤴︎⤴︎⤴︎(^ν^)』←
エルヴィン「いい返事だ」←
エルヴィン団長によると、明日行われる新兵勧誘式に一緒に登壇してほしい、という事だった。
『あ、全然いいですよ(*゚∀゚*)』
エルヴィン「っ、そうか、いい返事をありがとう。」
私の返事にエルヴィン団長は一瞬だけ目を輝かせた。
もういい加減にしてくれかわいいかよっっっ
エルヴィン「それでこれが明日新兵に伝える内容の書かれた原稿だ。」
『カンペ作ってるとかかわいいかよ!!』
エルヴィン「かわ、…え?」
あ、しまった声に出しちゃってた( ◠‿◠ )
あははは〜〜と笑って誤魔化し、私はエルヴィン団長と原稿の確認をした後部屋を後にした。
~自室に戻ってるところな~
自室に戻り、執務机で今日分の仕事を片付けているとドアをノックする音が聞こえてきた。
ノックするって事はきっとリヴァイじゃあないな(^ν^)
リヴァイ「入るぞ」
リヴァイかよ
君全力でフラグへし折りにくるよな⁉︎⁉︎
リヴァイ「?何を黙っている」
『リヴァイがノックするって事に驚きを隠せn((蹴
リヴァイ「蹴るぞ」
『いやいやいやいやいやいや、もう蹴られてるって』
ぶつぶつ不平を言いながらも私はリヴァイに紅茶を淹れるべく席を立った。
リヴァイ「用意は無用だ。長居はしない」
この書類を渡しにきただけだからな、と言ってリヴァイは机越しに私の正面まで歩み寄ってきた。
『あ〜これか、、よし、サイン完了d(^_^o)』
リヴァイの事だからその辺にいる兵士さんをパシリにすると思ったよ、と付け足して言うと
予想どうり蹴りが飛んできた←
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この間ブロンコビリー行ったら400gのお肉たちが私の懐にスルスルと入っていったのに驚きを隠せない、どうも、わにです。
突然ですが今日はなんの日か知っているかな???∩^ω^∩
…………そう!
今日はエルヴィン団長様の誕生日だぁあぁぁぁああ!!
フォオォォオ(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。