第4話

ONE PIECEにハマった…うんやばい
4,647
2019/08/23 09:46
何時間程経ったのだろう










ふと目を覚まして窓の外を見ると、空はもうすっかり陽が沈んでいた。











『………………………………え』










ガバッッッと勢いよく起きて急いでベッド脇に置いてある時計を確認すると、針は20時30分を指していた。











嘘だろ!?!?うっわ〜完全に寝すぎたわ〜〜( ´Д`)










爆睡中のハンジさんの横で絶望していると、突然部屋のドアを不躾に叩く音が聞こえてきた。











『はいは〜〜い、今行きますよ〜〜( ´Д`)』











ガチャっとドアを開けると、眉間に皺を寄せまくったリヴァイが立っていた。










『あ、リヴァイおはよ』











リヴァイ「なにが呑気におはよう☀︎だ、おせぇぞ。」










『待って私、語尾に太陽は出してない』←











リヴァイ「あ"?なんだっていいだろうが」










はい、そうですなんだっていいですもうこの際←











ん?てか外めちゃくちゃ寒くない??










私はふと自分の格好に視線を向けた。












『あ"』










ななななんと私は成人後の大幅な女子力の欠如により、










トリップ前の時のようにノーブラ・キャミソールワンピ状態だった(おい)











『待ってリヴァイ今ノーブラなんだけど』←










リヴァイ「そんな事知らねぇよ」









そう言いながらもリヴァイは私に先ほどまで着ていた自分のジャケットを掛けてくれた。









リヴァイ「誰かに見られてたら今頃どうなってたか知らねぇからな」









もっと危機感持て。と私の頭を小突いてくる、けどちょっと待て。









『もう既に誰か(貴方)に見られてるんだけど』











リヴァイ「…………。」










『それに可愛い可愛い彼女ちゃんがこんなえっちい格好なのに顔色ひとつ変えないのちょっと悲しくなってくるやめて(΄◉◞౪◟◉`)』










少女漫画でよくある、私ってそんなに魅力ない?(涙目&上目遣い)程じゃないけど、









なんかそのヒロインの気持ちわかった気がする










リヴァイ「俺が何も感じてないとでも思ったか?」










リヴァイはそう言うと私を部屋に押し戻し、そのままソファに座らせた。










『ちょ、リヴァi…んっ………』










私の隣に腰掛けたリヴァイに唇を奪われ、甘く吐息をさらわれる。









啄ばむようなキスは段々と深くなり、もつれるように2人はソファに倒れた。











『…………んっ…あ……リヴァイッ………っ』










蕩けるようなキスに耐えきれなくなり彼の名を呼ぶと、リヴァイはすぐに唇を離した。









しかし余韻の収まらないうちに、
耳元に唇を落とされ________________










________________ガタッ!









突然部屋の隅の方で物音が聞こえてきて、反射的に振り返ると、









ハンジさん「あっ、あはははははははは(^◇^;)」









少し気まづそうにしながら両手にクッションを抱えて笑うハンジさんが早々と部屋の外へ出て行った。










『……………………あ!私のクッション持ってかn!』









私はハンジさんに見られた羞恥心で居ても立ってもいられなくなり










追いかけようとするも上に跨るリヴァイにガッチリガードされている為、敵わなかった。









リヴァイ「前も邪魔が入ったが、今回は時間もたっぷりある。











あなた、








覚悟しろ。」








口角を上げそう言うリヴァイに、ゾクリとする予感が全身を駆け抜けた。

プリ小説オーディオドラマ