第30話

ⅹⅹⅸ
733
2021/01/03 06:51
京本大我
よーし帰るかー!
田中樹
いいなー俺も帰りてー
あなた
んじゃ!ばいばーい
田中樹
ずる。
京本大我
撮影だけどな笑
あなた
はやくー!!!!
京本大我
ちょっと待って!笑
昨日から大我の優しさがより際立つようになった。

いや、私が気づいてなかっただけか…
京本大我
あれ、マネ遅いな…
あなた
もう来るんじゃないの?
京本大我
来るかなー?
今日の大我は子供っぽい。

昔を思い出させる。

……昔に戻りたい。

昔の方が、大我と沢山遊んで話してたな…

大人になりたくない。
京本大我
どうかした?
あなた
あ、いや、なんでもない
京本大我
本当に?笑
あ、前髪触ってる……

嘘ついたのがバレた……
京本大我
ふふっ笑
ほら、隠さないで言ってごらん?笑
あなた
大人になりたくないなーって思って。
京本大我
え、なんで!?
俺、早くなりたいのに!
あなた
なんかさ、寂しくない?
この生活から変わるの。
京本大我
そう…?
大人になったら自由だよ?
そんなことは分かってる。

でも、みんなと毎日話したり出来ないのは嫌。
マネージャー(大我の)
ごめん、待ったー?
京本大我
大丈夫ー!
"行こ?" って言っている大我を横に私はこう呟いた。

"こうして大我と話せなくなるのが嫌なんだよ。" と。

自分がどういう気持ちを大我に抱いているか分からない。

でも、嫌だ。って思ったんだよ。

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