これは正直に言うべき…?
いやいや、恋バナとかね…………………
花音がそこまで言ってたとは……
いつも拗ねるのに、今日は優しく暖かい声で身を引いた。
今日の大我はなにか不思議。
何か分からないけど…
負けず嫌いだったね。
小さい頃の大我はもっと弱かったのに。
いつの間にか、私が大我をあまり見ていなかった間。
変わったんだね。
気づかなくてごめんね。
大我は私の事を分かってくれるけど。
私は大我のこと全然分かってあげられない。
" 前髪を一度崩して整える。"
そうなんだ… 私が嘘つく時、そんなことするんだ。
やっぱり、大我は私の一番の理解者だね。
私も大我の一番の理解者になれるよう頑張るね。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。