あなた…?
ボーっとしてるあなた。
なんか難しい顔してる。
ん…?
何かあった?
…いや、特にない
明日も忙しいんだから早く寝てね
…うん
あなたが話すのに、謎の間がある。
何かあったのかな…?
まさか、俺に言えないこと…
慎太郎にでも相談してね
…いや、そういうことじゃない
……あ、もしかして、
ん?なに?
"恋?"
なんて聞けるわけないじゃん。
俺にそんな度胸あるわけない。
あったら今頃告白してるわ…
いや、なんでもない
なんか変だよ?
それはあなたもね?笑
あ…うん笑
やっと見せたその笑顔。
その笑顔の裏にある感情に俺はまだ気づかない。
いや、気づけないんだ。
いつもと違う笑顔なくらいは分かるが、
それが何なのかまでは。
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主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。