俺は藤城高校に通う2年、早川優雅。俺は今、とある女子と一緒にカラオケにいた。
「あっ……優雅……」
目的はカラオケじゃない。セックス。
普段は部活で忙しいけど、今日は休み。
ちなみに俺はサッカー部に所属している。時折ある休みを、こういった時間に当ててストレスを発散している。
自分で言いたくなるくらい、俺は結構女子からモテる。
同じ学校の女子からもだし、SNSで出会った人からもモテる。
こんなにモテるんだ。1人に絞るのは勿体ない。言い換えれば俺が言いよればその子達とは“ヤリたい放題”。男からしたらこんな最高な事は無い。
「優雅……好き!好きだよ…!」
と言いながら気持ち良さそうにしている目の前にいる彩舞は、俺と同じクラスの女子。前々から好意を寄せられてて、それを良い事に彩舞とは表上“友達以上、恋人未満”の関係を続けている。俺からしたら、こんなのただのセフレだ。
可愛い声を上げる彩舞の髪を優しく撫でる俺。敏感に反応する彩舞は可愛い。それに、
彼女は純理に少し見た目が似ている。
だから、さすがの俺もちょっとドキドキしてしまう。
純理とは、俺が過去に凄く好きだった子。2個上の先輩であり、俺の幼なじみに 諏訪部 広夢という奴がいて、そいつの同級生が純理だった。
純理は今、純理と同い年で同じく藤城卒の逢坂 雅先輩という人と付き合っている。雅先輩に勝てないのは悔しかったけど、先輩は純理の事を本気で想っていた。だから俺は先輩を信じ、純理と雅先輩の幸せを願うことに決めたのだ。
今は吹っ切れているけど、俺が今こんな状態なのは、俺にとっての純理以上の人が現れないからなのかもしれない。
いや、絶対にそうだ。
NEWS▷▶︎▷▶︎第1話
チャっっっラ!!!
男として最低最悪なヤツや!!!
という事で、不定期更新になりますが、
今日からよろしくお願いいたします🙇♀️
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!