大光『あぁ!!!!!!!』
『大光うるさい』
ガチャ
大輝『大光うるさいから!廊下まで聞こえてる』
大光『だって、あなたが…あなたが…』
大輝『あぁ!!!』
琳寧『なんで窓開けっ放しにしてるの?しかもうるさいよ!』
ガチャ
『琳寧、窓ありがと』
大輝『琳寧、大変だ』
大輝『あなたの耳見て』
琳寧『耳?』
『はぁ……』
琳寧『あぁぁぁぁぁ』
『いやうるせぇよ』
琳寧『ちょって真面目深家はどこ行ったの?』
『だからうるせぇよ』
ガチャ
克樹『もぉさ、うるせぇよ』
『ねぇ』
克樹『あぁぁ!』
『はぁ、ダメだこりゃ』
嶺亜『あっ、みんなおはよ〜』
『嶺亜〜』
嶺亜『どうしたの?』
嶺亜『あっ、ピアスしてる可愛い〜』
大光『驚かねぇの?』
嶺亜『いや、シェアハウスしてるのに気づかなかったの?』
大輝『だってさぁ〜』
『嶺亜は驚かなくて当たり前だもんね〜』
嶺亜『だって嶺亜が開けたんだもんね〜』
黎『遅れました〜』
黎『ってみなさん何してるんですか?』
『耳可愛いでしょ〜』
黎『えっ、可愛い〜』
琳寧『もう着いてけない』
『着いてこなくて結構です』
克樹『はぁ。髪は絶対に染めないでね!』
『はいはい』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!