第7話

6話
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2019/04/15 10:45



しばらく、じんの診察が終わるまで私は病院をうろちょろしていた。



すると、ちょうど私の前で缶ジュースが止まった。




『………?』



👩「すみません、!」



そう言って急いでそれを取る母親らしき人。



👩「てひょん!!ちゃんと手に持ってないと落ちちゃうでしょ!!」



🦁「……うぅ、ごめんなさい」



そう言って泣きべそをかいて母親の手にひかれる小さなまだ5歳ぐらいの男の子。



なんとなく顔が整っていて、きっとこの子はモテるだろうな……なんていらない考えが頭をよぎった。




『…………』




『あの』





👩「?はい」





『誰かのお見舞いですか?』





👩「あ、ええ笑 この子の1番上のお兄ちゃんがちょうどここの病室なので笑」





『そうですか……』





そういえば、ここは じんしかいない病室。






👩「でもきっと……」






『?』


















👩「あの子は私達を知らないだろうから……」



そう言って静かに、また、どこか寂しそうに微笑む母親。



『ッ……』



胸がはち切れそうなのを必死に抑えて



『………きっと大丈夫です』



なんて、今はそんなこと言えない、言っちゃいけないと分かっているけれど



口走ってしまった。



少しびっくりしたみたいな母親は少しだけ黙り込んでから




👩「そうね、そうよねッ!!」




なんて少し目に涙を溜めながら話した。




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