私は初めて告白する。
今まで話しかけるのも抵抗があった私に話しかけてくれたあの元気いっぱいな男の子に。
怖い。でも早く伝えたい。
君が好き。って。
今どんな状況かって?
ちょっと訳あって私の部屋に。
告白するのをタカシに相談した。でも直に言うのは私には厳しいって。
そしたら「俺が隣いてやるから電話で言ってみよ」って。
だから私の部屋にいるってこと。
緊張して目の前の携帯を取るのも躊躇してた私を見てタカシが電話をかけた。
ちょっ…何してんのっ!
だってあなたがかけようとしないから。
俺がかけてあげたんや。
(小声で)あ、繋がった。
もしもーし、どぉーしたのー?
あれ?おーいあなた⁇
あっ…。
もしもし⤴︎っ!(声が裏返った)
どーしたの?大丈夫?w
なんか用ー?
あ、あのね、ユースケ。
好き、です…。
私とお付き合いしてくれませんか。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。