ほんの数秒だったけどそれがすごく長く感じた。
そして 重ちゃんは離れて私を見つめる。
と私の頭に手を乗せクシャッと笑う。
と言って重ちゃんはホテルへ入っていった。
………
大好きだったアイドルと急接近して
ドキドキさせられたらそりゃあ
好きになりそうになるでしょ。。。
でも、私には淳太くんがいるし。
私も重ちゃんの背中を見送った後
すぐに家に帰った。
………
翌日
………
リア突ロケが終わったから
会おうってなって
神ちゃんと待ち合わせ場所に行ったら
もう待っていた。
神ちゃんは今日泊まって明日帰るんだって。
重ちゃんは仕事あるからそのまま帰ったらしい。
夜も遅かったので神ちゃんが泊まる
ホテルの部屋で少し飲むことに。
………
そして 乾杯をし 話は淳太くんのことに。
確かに あの日は
まさかあんなこと起こるなんて
思ってなかったから 普通に神ちゃんのは
手作り内輪持ってったんだよな。
それからたくさん淳太くんの話を聞かされ
その分お酒も進むわけで。笑笑
頭フラフラしてて 神ちゃんに
抱きついてしまった。
と頭を優しく撫でられた。
ふと 顔を上げるとそこには
神ちゃんの顔があって。
距離がもう近すぎて。
そっと唇が重なった。
続く
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。