第2話

Two
1,378
2018/08/25 09:13
あなたが引っ越して来た時は
ただただ友達って感じだった、











今思えばなんてことしてんねんって感じだけど











ーーーーーーーーーーーー
幼稚園の時









ピンポーン🚪





廉ママ
はーい
あなたのお母さん
こんにちは、
斜め前に越して来た神宮寺です。
廉ママ
あ〜
よろしくお願いします☺️
永瀬です
あなたのお母さん
ほらっ、あなたあいさつして
あなた
こんにちは、あなたでしゅ
廉ママ
あらかわいい☺️
廉ー!
小さい時の廉
小さい時の廉
なにーまま
廉ママ
ご挨拶して?
小さい時の廉
小さい時の廉
廉でしゅ、
あなたのお母さん
かっこいいね☺️
何歳?
小さい時の廉
小さい時の廉
よんしゃい
あなたのお母さん
あら同い年だわ
廉ママ
えー、4歳?
あなた
うん、




同い年ってことがわかってから
おれとあなたは家族ぐるみで仲良くなって行った
あなた
れーんー、幼稚園いこー
小さい時の廉
小さい時の廉
うん!





毎日手を繋いで登園していた、
あなた
あなたね、れんのお嫁しゃんになる!
小さい時の廉
小さい時の廉
じゃあ、ぼくはお婿しゃん!
あなた
だぁーいしゅき!
小さい時の廉
小さい時の廉
ぼくもだぁーいしゅき!





みたいな感じでまぁ、子供の可愛らしい
好きって感情だったんだろうけど、






そこから小学生になっても仲は良かった
あなた
れんー!かえろー
小さい時の廉
小さい時の廉
おー





手は繋いだりしてないけどね?
あなた
えいっ!
小さい時の廉
小さい時の廉
つめたっ!
やったなー!




まぁ、はしゃいでた





でも小5くらいになってから
好き同士なんじゃね?とか
付き合ってるんじゃん
とか噂が出た


まぁ、思春期的な?
友達⓵
やーいやーい
彼氏だあー
小さい時の廉
小さい時の廉
ちげーよ!
あなた
ちがうって!




そのぐらいの時期からおれはモテるようになった
女友達⓵
あの、廉くん、付き合ってください!
小さい時の廉
小さい時の廉
え、あ、ごめん、
女友達⓵
😢😢
小さい時の廉
小さい時の廉
え、ちょっと、
あなた
廉また女の子泣かせてるわー
小さい時の廉
小さい時の廉
ちげーよ!
勝手に泣いてるんだもん
あなた
どーせ振ったんでしょ?
小さい時の廉
小さい時の廉
あたりまえだろ
あなた
付き合えばいいのに
小さい時の廉
小さい時の廉
まだそーゆーのはいいの!
あなた
モテる男は罪だね
小さい時の廉
小さい時の廉
ほら帰るぞ!







その時はまだ、自分の気持ちに気付いていなかった










それでもずっとあなたとは
おんなじような関係で一緒にいた
















でも中学に上がってからは
おれは告白される回数も増えて
あなたも告白されるようになっていた




あなたはかわいいからね、







それと同時におれらをからかう奴も増えていた
友達⓵
あの、あなたちゃん、
あなた
なにー?
友達⓵
好きです、付き合ってください
あなた
えっ、あ、えーと
あなた
ごめんなさい、
友達⓵
だよね、ごめん
あなた
友達としてよろしく!
友達⓵
あ、うん
女友達⓵
廉くんすきです!
付き合ってください!
小さい時の廉
小さい時の廉
ごめん、付き合えない
女友達⓵
そっか、







帰り道
あなた
廉また断ったの?
小さい時の廉
小さい時の廉
おん
あなた
なんでー?
小さい時の廉
小さい時の廉
なんか、ちがう
小さい時の廉
小さい時の廉
お前だって断ってんじゃん
あなた
だって、まだそーゆーのよくわかんないし
それにわたしには王子様がいる🖤
あと、周りの男子は廉だけで十分
小さい時の廉
小さい時の廉
はいはい、


そーなんだよな、
こいつには王子様がいる





なんか、引っ越してくる前に出会った子らしい


道で助けてくれたんだと






まぁ、それでも廉がいるだけって言ってくれるのはなんか嬉しいんだよな
友達⓵
廉、おまえさ、あなたの事すきだろ
小さい時の廉
小さい時の廉
は?
友達⓵
だって、ずっと一緒にいるし
あなた
いやいや、私たち幼馴染だよ?
あなた
そんなこと
小さい時の廉
小さい時の廉
あるわけない
あなた
そーだよ
からかうのもやめてよ
あなた
ほら、廉かえろ
小さい時の廉
小さい時の廉
おう、

友達に言われて気付いた





もしかしたらおれ、あなたのことすきだったのかもしれない
その日からそのことばかり考えていて
あなたにバレそうになったこともあった




そんなことがありながらも家族ぐるみで仲のいい俺たちは毎年家で花火大会してた




結構毎年楽しみにしてた





そんなこんなで俺たちはなんの進展もなく
高校生になった







クラスは一緒






まぁ、嬉しい








でも、高校に入ってからあなたは可愛さが増した






おれもかっこよくなったらしい









周りのやつはお似合いだとか美女と美男カップルって言ってる





あなたは否定してるけどおれは心の中では嬉しい

プリ小説オーディオドラマ