第13話

るぅとくんが 告白するまでの 365日
601
2020/04/02 02:28
そして、







1年後


























僕が今 立っているのは







2年生まで 通い続けていた 学校だ .


変わってない 。

あそこに 桜の木が 3本連続 で並んでて



あっちの壁には 落書き .







そっち の 方面には …



















大好きだった

渡り廊下







… 今 は 連絡もとっていない

彼が どこにいるのかも 分からない





… それでも



僕は …



























ジ 「 … るぅと ? 」










… え .










僕は 瞬時 に 振り向く










… この声














る 「 ジェルくん … 」











いつも


会うだけで


顔を見るだけで



笑顔になれた










君の …






ジェル くん の 声 .







ジ 「 … 久しぶりやな 」












る 「 そっちこそ ,


襟足 伸びちゃって ヤンキー みたい です 」



ジ 「 るぅとには 負けるけどな 」


る 「 なんですかそれ笑 」






懐かしい あの時の 光景



目に浮かぶように 焼き付けられる 桜の木 .
















ジ 「 なぁ , なんで俺に何も言わずどっか 行ったん 」




















僕は 振り向く .






る 「 その方が僕のこと


忘れられなくなるかなぁ ッて . 」













久しぶりに君の前で うかべる 笑顔












る 「 … 作戦通りだったんじゃないですか ?





見事に 僕しか見えてない 」









君の エメラルド色した 瞳を見つめては そう言って


ふふっと笑う














ジ 「 せやな


お前にまんまとやられた 」







る 「 … え ?? 」



なんのこと ??







そう 聞こうとした時には もう





僕 は ジェルくんの 腕の中にいた












ジ 「 待たせてごめん












俺 るぅとのこと 好きやねん 」






























ず ッ と 聞きたかった 言葉だった










ふわりと笑う










る 「 僕もです … 」
























そして


再会を果たした 2人 .









後に歌われた あの歌は








きっと …












































ひと息吸って


1歩踏み込め


ひとつひとつ


やがて 実を結ぶよ






使い古した道具を

くたびれたリュックに詰める



まだ


終わるには 早い



往生際 は 少し悪くて



昔から 見てる夢は変わらない .




誰も知らない

君と僕のストーリー



靴の 跡は


見向きさえされないけど



この舞台は 僕が主人公 .

きっと

最後にはエンドロールで



笑って見せよう .








ぬかるみに 足を取られ

転ぶ時もあるけど


立ち上がる度 想い 増すんだ



諦めだけは 苦手だから


積み重ねたものは 捨てきれない


誰も知らない

君と僕のストーリー


傷の数は 僕だけが分かればいい


この舞台は 僕が主人公



誰も退屈はさせないから




誓うよ ___ .







Do it

Do it


Go my way .




前へ


ひと息吸って


1歩踏み込め


ひとつひとつ が


芽を 吹く



誰も知らない

君と僕のストーリー


靴の跡は


見向きさえされないけど


この舞台は



僕が主人公


きっと 最後には


エンドロール で



笑って見せよう .


















END

プリ小説オーディオドラマ