私はあれから少し考えて、テヒョンの家から出た。
服も何もかも持って___
テヒョンの家とグクの家、ユンギにはメールで
『あなたです。きっと今私がどこにいるのか……誰も知らないと思います。でも、
でも、安心してください。
私はちゃんと生きているし、気持ちの収集がつくようになってからまたみんなの所へとちゃんともどります。
だから……その間だけ距離を置いてください。
こんなわがままで優柔不断な私のことを好きになってくれてありがとう。
それでは、またいつか会える日まで 』
私はそれから、3人と距離をとった。
3人と距離をとってはや1ヶ月がたとうとしていた。
その日の夜景は綺麗だった
すると、隣の人が
”今日の星は凄く綺麗ですよね”
そう言った。
私は隣の方向をみるなり目を見開いた。
だって
『なんで……いるの……』
「え?この声………もしかしてあなたちゃん?!」
そう言って彼は私の肩をつかんで顔を確認する。
「やっぱりあなたちゃんだ……」
ジン「なんで一人でいるのさ~」
『あの……私なにしていいか分からなくなって…』
ジン「誰か一緒に行動してるひとは?」
『ひとりです…』
ジン「え~?!まじか…ひとりで暮らしてるの?」
『はい…一応…』
ジン「てか、めちゃくちゃ偶然だねㅎㅎ」
『そうですね…ㅎㅎ』
ジン「ところで……いつ帰ってくるの?」
『………私の気持ちの収集がついたらですねㅎㅎ』
ジン「そっか……」
きっと今の言葉で私が帰ってこないのだと思ったのだろう………
でもきっと帰ってくるよ____
きっとね……
私はそう心で誓って、家へ帰ろうとすると
テヒョン「やっぱりここに居たんだ。」
next
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。