その日は雷と雨で町中が荒れていた
私とハンビニオッパは家でお母さんとお父さんの帰りを待っていた
いつになっても帰ってこず不安で泣きじゃくる私をぎゅっと抱きしめてくれたハンビニオッパ
次の日になって親戚のおばさんから言われたことは
『ごめんね、おばさんと一緒に暮らそうか』
幼かった私でもどういう意味かは理解できた
お母さんとお父さんは買い物の帰りに交通事故にあったとのこと
ハンビニオッパが高校生になると同時に私たちはおばさんの家を出た
YG高校の近くでシェアハウスをやってると聞いて2人だけで生きていきたいと思ったのだ
それが今いるこの家
元々住んでいたオッパたちには事情を説明したけど優しく偉いねと褒めてくれた
ここにはジヌオッパ、ジウォニオッパ、ユニョニオッパ、チャヌ、そして私とハンビニオッパが暮らしている
今日から私も高校生
大人に一歩近づけたかな
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アンケート
ジヌの吹き出し時の名前
JIのまま
49%
JWにする
51%
投票数: 61票
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!