大学の講義が終わって、
バイト先に直行するのが私の習慣。
「おい、水上!6番テーブルに、これ。」
あ!ぼーっとしてた…
バイトはきちんと頑張らないと!
「はい!ジンジャーエール2つ、ジェノベーゼパスタ、ミートソースグラタンですね。」
この方は、バイト先の厨房さん。
まかないをいただいたことがあるけれど、
本当に美味しいの!
この味のおかげでここのレストランは繁盛してる、と思うくらい。
「あと、バジルソースが切れたからそれ終わったら買ってきてくれ。」
「わかりました。産地とかありますか?」
「特には。お客様が待っているのにそんなこと言ってらんないだろ。」
「了解です!」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。