一日ぶりのアジト
来たくなかったけどね〜
首領の部屋行くぞ
チッめんど
じゃあ、俺と行く?♡
お前と行ったところで何も変わんねぇだろ
てか、誰でもいいし
早く行くぞ
うん
え、なんで俺とは行ってくれないの?
え、別によくね?
お前と行きたくないなんて言ってねぇしw
じゃあ、俺と行こう?♡
誰とでもいい
じゃあ、俺とな
うん
チッ
コンコン
あなた、
どしたの?
梵天入ってくれるか?
いや入りたくない
それはどうしてだ?
めんどくさいし、自分の家の方がいいし
三ツ谷にも会えないし〜
そんなに幼なじみのこと好きなのか?
好きだよ、長い付き合いだし
(え、うそだろ、、、、、)
入る気はないよ
そゆことだから私帰るね〜
ちょ、おい、待てよ!
なに?
お願いだ、入ってくれないか
えぇーヤダ〜三ツ谷に会えなくなるのヤダ〜
会ってもいい
え、いいの?
ああ
じゃあ、入る〜
本当か!?
うん、やだけどね
どっちなんだよ
どっちでも〜
今日は泊まってけよ
え、寝るところないじゃん
もうアイツと寝たくねぇよ
じゃあ、三途と寝ろよ
は?
やなんだけど
失礼しました
は、ちょ、
ガチャ
お前と寝るのかよ
首領が言ったことだろ
チッ
NEXT→
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!