そう言ったのはリーダーの依田 飛颯。
父親は国務大臣の依田敦啓である。
第56期と学園の創立から言っているが、実際に秘密摘発班係が作られたのはいつなのか、まだ定かではない。
飛颯に続けてそう言ったのは椎名 湊。
母親も父親も有名私立大学を卒業しており、この学園の卒業生でもある。
西園寺 舞音。
由緒ある家柄に生まれ、絶世の美女と言われている。
過保護な親にたっぷりと愛情を注がれて育ってきた分、心も純粋だ。
城ヶ崎 心春は人一倍冷静で、親はとある大企業の社長。
与えられた仕事は全て完璧にこなし、その容姿からは想像すらできないような誰にも文句を言わせない威厳がある。
西園寺には劣るが、約25人の異性からの告白を全て断ってきた。
リーダーのその声に四人が微笑みを見せた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。