ね、この体になってからぜんぜん病まなくなったでしょ?
まあね、でもあんたは消えないやん
当たり前じゃん。だって私の体だし!
完全に支配された自分の体の中で、昔のことを思い出していた。
ふうとたくと初めて会った日のこと。
大ちゃんたちにめいっぱい可愛がられてたこと。
とあたちが入ってきてちょっと調子に乗ってたうちにふうが元に戻してくれたこと。
ダンスが上手くいかんかった時、はっすんが教えてくれたこと。
便乗してたくとふうもはっすんのダンスを真似てレッスンしたこと。
思い出したらきりがない、、
でももうあの頃みたいに仲良くなれないし、出来ない。
いい加減「あの頃は〜」をやめなきゃ。
もう独りで生きて行くんやから、、、。
そう思っていたのに、、、、、、
続き気になる方⇨💓
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!