2人部屋の楽屋でふうに報告してます!
⭐︎「痛いとこつくやんw」
、、、そりゃ簡単に受け入れられた訳やない。
⭐︎「出たw」
本当に出てこんといて。
⭐︎「はいはいw」
⭐︎「口だけやったらいくらでも言えるもんなw」
、、、
ちょっとふうが照れた気がしたのは気のせい?
ってほのぼのしてたんやけど、急にバンってドアが開いて、たく、西村さん達が入ってきた。
そっか、私って迷惑かけてたんや、、、
⭐︎「今頃気づいたん?w」
、。
パシン
ふうが迷惑じゃないって言おうとしてくれる前に西村さんに叩かれた。
叩かれた頬を抑えて、俯いた私に駆け寄ってくれるふう。
⭐︎「つくづくこいつも可哀想やなあ?w」
なんやねん
⭐︎「お前を庇ったからこうなってんのw」
、、、
私の所為、、、
⭐︎「そうやwお前のせいや!w」
當間さんに殴りかかろうとしたふうの袖を引っ張った。
溢れてくる涙を溢さないように屋上に向かう。
熱愛報道?そんなんどうでもいい。
いや、どうでも良くないか、やってふうに迷惑かけてんねんもん。
階段を駆け上がりながら泣いた。
どうせ誰もいないって思ってたから。
ー屋上ー
ゆっくり息を吐いて静かに泣いた。
声を殺して、。
なんでなんかな、
涙が止まらん………
上を向いたら空が広がってる。
当たり前のことやけど、目の前の空はすごく特別に見えた。
ガチャ、
屋上のドアが開いた。
急いで涙を拭いて、フェンスに手を置いた。
まだ飛び降りる勇気は無いんよね、。
⭐︎「意気地なしやなw」
そうやよ、、
意気地なしやもん、私、。
何やっても上手くいかん。
やっと仲間が、家族ができたって思ってた。
信頼できる仲間がおるって、
信じてたのに…。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。