風雅side
あなたが体調を崩したって聞いた時、めちゃくちゃ不安やった。
でも今日、あなたって呼んだ時、
ニコッと笑って
って言ってくれたからちょっと安心した。
やっぱり笑顔はぎこちなかったけど、
久しぶりに見た可愛いあなたの笑顔、
そんなひとときの幸せも束の間、
長尾くん、?
なにこの空気。
長尾くんが口を開いた。
は?なに言うとるん?
あなたの声は震えてた。
なのに長尾くんはあり得ないことを口にした。
頭おかしくなったん?()
この女……💢
たくまで?
斗亜もなに言うとるん?💢
この女なんなん?💢
あなたは反論せん、
俯いたまんま、
いじめとるんは花咲たちやろ💢
だが今俺が止めようとしたところであなたを救えるか、?
そんなことを思っていたらパシンという音がした。
ドンと押されてバランスを崩しあなたが倒れる、
体を机にぶつけたのかお腹を抑えて黙ったまま、、、
助けんとッッ!
でも、、、
体が動かん、、、
バシンとたくがあなたを叩いた
なんでたくたちはそんなことが出来るん?💢
一緒にデビューしようやっていった仲間やんな?
許せない、、、
怒り、
それしかなかった。
思わず殴りかかったら、斗亜に上手いこと押さえつけられ、今度こそ動けない、
そう笑って彪太郎はあなたを叩いた
あなたは何も口にせず、ただただ耐えていた。
殴られた拍子に床に座り込んだかと思うと
そう言って立たせ、たくがあなたの正面に立った。
危ないってわかってたんに体が言う事聞かへん、、
ドスっと、鈍い音、そしてあなたの苦しそうな声、
あろうことかたくはあなたにお腹を殴ったんや、
斗亜の拘束が緩んであなたに駆け寄ろうとしたその時やった。
あなたが泣きながら口を開いた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。