あれからどれぐらいたったのだろうか分かんないけど、ずっと傍にいる。誰が言おうと俺はずっと居た
ずっと寝たまま。このまま一生起きないと思うとゾッとする
あまり踏み込んで来ない優太。そこが好き
それから朝を迎え夜になった。
俺ラジオの収録があり、どうしても離れなきゃならない
紫耀side
廉……あなたは俺が守るから
そうは言うけど……あなた幸せせそうに寝てんな
それから夜になり廉の収録が終わった頃みんな来た
廉side
聞こえてたよ、全部今の話。
岸くんだって、そーやん。仕事終わりにきて
「廉大丈夫」っていつも気遣ってくれたやん。
今のあなたの手握って強く固く
岸side
廉泣かすなよ……
紫耀side
廉……すっごい強く握りしめてんね、
そんとき、わすがやけどあなたの手がピクッって
なった気がして……
ギュッの俺の手を握ってくれた
先生)わかりました。永瀬さーん、分かりますか
ガラガラ
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。