第156話

麻酔
1,525
2020/05/14 12:52
あれからどれぐらいたったのだろうか分かんないけど、ずっと傍にいる。誰が言おうと俺はずっと居た
廉
あなた……そろそろええやろ。
ずっと寝たまま。このまま一生起きないと思うとゾッとする
岸くん
岸くん
廉、1回お家帰ろっ?
廉
大丈夫……
岸くん
岸くん
目真っ赤だし、だるそうだよ、
廉
大丈夫やし。
岸くん
岸くん
そっか、
あまり踏み込んで来ない優太。そこが好き
それから朝を迎え夜になった。
俺ラジオの収録があり、どうしても離れなきゃならない
紫耀
紫耀
廉、大丈夫?ちょっと寝よ
廉
ラジオあるし……このまんま行く
紫耀
紫耀
せめてちょっと寝よ?
廉
いいから、
紫耀side

廉……あなたは俺が守るから
紫耀
紫耀
気をつけて、な
廉
おん、行ってくる起きたら連絡な
紫耀
紫耀
分かってる
そうは言うけど……あなた幸せせそうに寝てんな


それから夜になり廉の収録が終わった頃みんな来た
海人
海人
あなたどぉ?
紫耀
紫耀
んー幸せそうに寝てる
玄樹
玄樹
なら良かった
岸くん
岸くん
早く、起きてくれ。そして廉を助けてくれ
神宮寺
神宮寺
え。どーゆ事?
岸くん
岸くん
廉あなたが麻酔から起きないときからずっと
ずっとあなたの傍にいて、
目も真っ赤で体調悪そうだし。
海人
海人
廉大丈夫かな、
紫耀
紫耀
廉、そっか気づけなかった。
廉
俺がなんやねん
玄樹
玄樹
んーどーだろね、
廉side
聞こえてたよ、全部今の話。
岸くんだって、そーやん。仕事終わりにきて
「廉大丈夫」っていつも気遣ってくれたやん。
今のあなたの手握って強く固く
廉
な、あなた。はよ起きてや。
俺らみんな待ってるし、
優太なんていつも来てくてんで?紫耀は
ぬれおかき持ってきて「あなた一緒に食べよ」
って結局1人で食べてるし。海人は漫画描きながらアイデア聞いてるし、神宮寺は、ギター弾いてるし玄樹はおかしいっぱい持ってきてるし。みんなに心配されてんよ?
岸くん
岸くん
……グスッ。
岸side
廉泣かすなよ……
紫耀side
廉……すっごい強く握りしめてんね、
そんとき、わすがやけどあなたの手がピクッって
なった気がして……
廉
あなた?ねぇ、分かる?
紫耀
紫耀
廉、どうしたよ
廉
分かるなら俺の手握ってみて?
ギュッの俺の手を握ってくれた
神宮寺
神宮寺
先生、あなたが
先生)わかりました。永瀬さーん、分かりますか
海人
海人
グスッ……あなたおはよ。
ガラガラ
橋本環奈
橋本環奈
あなた!?大丈夫。
紫耀
紫耀
おぉ、環奈ちゃん今起きたとこ
橋本環奈
橋本環奈
なかなか来れなくてごめんね、
あなた

あ、おのぉ、どちら様ですか?

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