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第3話

#⒉
空を見上げるのが癖だった。


空を見て、何も考えずに時間だけを過ぎさせる。
いつもこの景色だけをみて、他は何も感じずにいられたらって、いつも、いつもそれだけを思った。


静かなわたしだけの世界。


ふいに聞こえた、ひとつの音。










____カシャ。







小さな小さな響きだった。
少しの間をあけながらリズムよくわたしの中に落ちていくこの音。



___カシャ、カシャ、カシャ。









____カシャ。
すぅ、と息を吸って、前を見ると、そこには黒いカメラをかかえた男の子が立っていた。
目線を合わせるともう一度カシャ。と小さな音が響いた。
しん、ととても長く、でも本当はほんのわずかな時間が過ぎた。
オト
はじめまして、こんにちは。