翌日はシルクのもとへいった。
スマブラをしながら、お互いに他愛もない会話をしていると、シルクは唐突に聞いてきた。
シルクは反応して、グイッと私に近づいてきた。
だが、すぐにはっとなって離れた。
シルクは楽しそうにいった。表情にはでなかったが。
私は嬉しくなって、礼を言った。
そのとき、シルクは。
小さく微笑んだ。
当も本人は気づいていないようだが。
操作ミスで、自分のキャラが死んでしまった。
シルクは楽しそうに言う。
シルクはそう指摘して、なにかを思い付いたようにいった。
私は恥ずかしくなって、うつむきぎみに笑った。
お互いになんだか恥ずかしくなってきて、少しの間黙っていた。
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兄クロードside
部屋の扉の外から、俺は二人の会話を聞いていた。
俺は小さく呟いて、扉から離れて、自分の部屋に戻っていった。
そろそろ俺もけじめつけなきゃいけないかな?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。