第8話

約束
1,185
2019/05/28 14:52
マサイと連絡先を交換した。


兄クロードさんは仕事があるといって、別れたあと。



私とマサイはカフェの立ち寄った。
マサイ
ねえ、あなたさん。
最近はさ、シルクどんな感じ?
あなた

どんな感じ、ですか...。
相変わらずスマブラがうまかったです。

マサイ
え、あなたさん、スマブラしたの?
あなた

シルクさんが一緒にしようって

マサイ
へえ...
マサイはシルクの近況を聞くと、とても嬉しそうに笑った。
あなた

あ、あと....これは楽しいお話じゃないんですが...昔の話をすると、過呼吸になるんです

マサイ
過呼吸...うつ病からか...
あなた

たぶん、そうですね...

マサイ
まだ完璧にはなおりきってないからか
マサイはコーヒーを一口飲んでいった。
マサイ
シルクの兄貴が、だいぶん前に言ってたように、少しはリスナーの子と話せるように、克服できないと、あの過呼吸はなおらないそうだから...
あなた

私ってことですよね

マサイ
うん、そういうことになる...
あなた

でも、私とは普通に話するんですよ...

マサイ
まだ、なのかも
マサイはうつむきつつ言う。
マサイ
あなたさん、これからも頼んでいい?
シルクのこと
あなた

はい、私は皆さんのお役にたてたら...!

マサイ
ありがとう
マサイはフッと優しく微笑んだ。




そのすぐあと、なにかを思い付いたような顔をした。
マサイ
なあ、あなたさん!
他のメンバーにあってみない?
あなた

えっと、他の五人ですか?

マサイ
そう!
あなた

会ってみたいですけど、急に...

マサイ
皆からは俺から言うから!
今日じゃなくてもいいし!
あなた

マサイさんが言うなら...

私はマサイと約束しあった。



また来週に同じ公園で、マサイを含めた5人に会うこと。



マサイ
みんな、シルクのこと心配してるから。近況を俺みたいに教えてやって
あなた

わかりました!

私は笑顔で返した。










みんな、やっぱり同じ気持ち。




あの頃のシルクに戻ってほしい。








それが無理でも。




メンバーとして、そばで、笑ってほしい。

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