私からキスをすると
優太は少しビックリして...
離れてしまった唇が寂しくて、
また私からキスを求める...
ちょっぴりSな一面を見せる優太。
敢えて焦らされるキスがまたなんだか...
いたずらっぽくて可愛い。
優太は再びスイッチが入ったかのように、
強く唇を合わせてくる。
丁寧に舌を動かしながら唇を割ってはいる。
初めは頬っぺたに手を添えていたのが、
また頭の後ろにまわして身体をさらに密着させて...
私だけじゃない...
優太も声を漏らす...
もう、こんなにキスだけで感じてしまう...
ずっとキスしてたくなる...
部屋中に二人のキスの音が
チュッ、クチュッ...
とイヤらしい音をたてているのも
また興奮してしまう。
優太の要望の通り、
精一杯優太の中に舌を伸ばす。
鼓動がすごい勢いでなっている。
好きな人とこんなにも大胆な行動をしてることにも
ドキドキするのに、もっと感じたい...
舌の感触、体温、全部が舌を通じて伝わる。
少しの息苦しさに吐息がお互いに漏れて、
キスの音と共に部屋中に響く。
吐息に漏れて口を開けて、慣れてくると
大胆に舌先を外に出して舐め合う...
無我夢中でキスを繰り返す...
見つめてくるその瞳はお互いに酔いしれているのがわかる。
顔を動かしながら、求め合う。
お互いの手が、背中、太ももを這い始めてる...
熱を帯びてるお腹辺りが疼いて堪らない...
......
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。