昔昔、ある所に少年が2人おりました
少年のひとりはもう1人に自分の願いを託しました。
自分はもう永くないから、と
そんなごく普通の少年のごく普通のある日でした
ピーーーーーッッッ
甲高い電子音が鳴り響き、1人の少年は息を引き取りました
少年は泣き叫びました。
もう目を覚まさない友に向かって必死に呼びかけました
死んだ少年は奇病児でした
そしてまた、その少年の死を嘆く少年もまた、奇病児となるのでした
_______自身の願いによって…
治せなくて……ごめんね……ッ
医者になるって約束も……守れなかった…ッ
れむが好きなのは…この世でたった1人、ひなただけだったのに…ッ




















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!