ガチャッ🚪
『え、だれ?』
「あなたちゃん!」
『紫耀くん?』
紫耀「きちゃった!」
『来ちゃったってマスコミは?大丈夫なの?』
紫耀「余裕余裕」
『グスッ😢』
紫耀「え、なになに!なんかしちゃった?!」
『ちがうの、寂しかった、』
紫耀「(そんな顔でそんなこと言うなよ、可愛すぎるだろ)廉のこと?」
『廉にも迷惑かけた、』
紫耀「廉はそんなこと思ってないよ」
『でも、』
わたしはさっきの携帯の画面を紫耀くんに見せた
『これ、』
紫耀「なにこれ、あなたちゃん公開されてるじゃん、この友達ひどい」
『裏切られた、電話で優しいなって思ったらこんなになってた😭』
紫耀「辛かったね、廉も今来れないしね」
『うん😭』
紫耀[ギュッ]
『えっ、』
紫耀「あなたが泣いてるのみるの辛い、廉のこと思って泣いてるのもちょっと傷ついてる、でもいまあなたを癒せるのは俺しかいないから思う存分泣いて」
『え、いまあなたって、』
紫耀「いやだった?」
『嫌じゃないけど』
紫耀「辛かったら泣いていいんだよ」
『ありがとう😭😭』
紫耀(やばい可愛すぎる、でも抑えなきゃ)
『紫耀くん、ありがとね』
紫耀「いいよ、いつでも頼ってね。」
『うん』
紫耀「紫耀って呼んで」
『し、紫耀』
紫耀「よしよし」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!