無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第19話

#19
【嘘】sideあなた
弁当を持って屋上に着くと、
私が屋上に出るのを待って扉を閉めてくれた彼女
_城田美雪しろた みゆきちゃん。

『どこで食べよっか?』

そう聞くと、扉から私に向き直った彼女。

美雪「食べませんよ、お昼なんか」

『え、?』

美雪「ただ壱馬先輩からあなたを離せれば、それでいいんです。」

壱馬を呼び出したとき私に向けられていた目は、
やっぱり気のせいなんかじゃなくて。

美雪「壱馬先輩のなんなの?幼馴染ってだけで彼女でもないくせに。ほんっと目障り」

『美雪ちゃ…』

美雪「勝手に呼ばないでっ!」

_パシッ

だんだんと熱を帯びてくる頰。…痛いなぁ、なんて考える。

彼女の嫉妬は勝手で、そんなこと分かってるけど、
私がこういうことされるのも分かる。

確かに、壱馬の彼女じゃないんだもん。

美雪「_さっさと壱馬先輩の前から消えて。」

そう言って私を突き飛ばした美雪ちゃんは、校舎内に戻っていった。

『ったぁ…』

頰の赤みが引いてしばらくして、さっき壁にぶつけた肩の痛みに耐えながらも教室に戻った。

心配そうに聞いてきた理香に、
初めて嘘をついた。