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第23話

#23
【距離】sideあなた
あの日から1週間。
一緒に登校することもなくなってしまって、
話すことも、目を合わせることもない。

最後の学園祭が待っているっていうのに。

理香「その顔やめてくれる?」

ほっぺたをつねられて怒られる。

斗真「そうだよ、似合わねー顔すんなよ」

『いひゃい。』

そう言うと理香は手を離してくれて、気を使わせてごめんなさい、と謝ると斗真は笑顔で返してくれた。

理香は「謝るならあいつに謝って仲直りして」と。

2人は何があったのか聞いてこない。ただ理香は原因に気づいてるんだろうけど。


北ちゃんと翔吾も気を使って、壱馬が一緒の時は私に話しかけてこない。でも心配そうに時々視線を合わせてくれる。


「壱馬、これも!」

男子数名と作業する壱馬。誰かが壱馬を呼ぶ声に私も壱馬の方を見る。


目が合っても、すぐに逸らされる。

私がほっといてと言ったくせに、悲しくなって。

視界が涙でにじむ。

理香「っちょ、あなた…」

『ごめっ、ちょっとお手洗い行ってくるね』

教室を飛び出した私は、廊下で作業するみんなに驚きの目で見られながら走った。