第41話
#41
【プレゼント】side壱馬
セットしていたアラームが鳴り7時に起きた俺たち。
今日俺に突撃した、本当の理由はデートに誘う為だったらしい。普通に誘ってくれ、頼むから。
『どこ行く?』
あなた「遊園地!」
ほら、と見せてきたチケットは俺の母さんがあげたらしい。
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『ただいまー』
遊園地で遊びまくって帰ってきた俺たち。
夕飯を一緒に食べるらしく(俺のいない間に全て決まっていた)、あなたは一度家に帰る。
:
あなた「ハッピーバースデー、壱馬」
みんなでケーキを食べ、プレゼントがあるからと俺の部屋に上がったあなた。
お祝いの言葉とともに渡されたプレゼントの上にはあなたの字で書かれたメッセージカード。
“Happy Birthday 壱馬 大好きだよ”
ふふ、と笑みが溢れる。
ラッピングを開け中身を見ると、
俺の好きなブランドのシルバーネックレスとピアス。
『え、これ…まじでくれんの?』
俺が欲しかったやつで、テンションが上がる。
あなた「当たり前でしょ、プレゼントだもん」
『ありがとう、すっげえ嬉しい』
あなた「あのさ___」