第7話

ありがとう
56
2018/03/25 15:24
刹那said
あのあと、帰って泣き崩れた。
もう自分が自分じゃなくなったみたいに。
学校に行っても
亜咲姫
おはよー!刹那!
刹那
おはよ…
亜咲姫
どうしたの?
刹那
何でもないよ…
咲奈
ほんとに大丈夫?
刹那
うん
奏汰
刹那、大丈夫?
刹那
うん
給食の時間も
刹那
(。´-д-)ハァ-
刹那
先生…全部減らします…
感情のネジが壊れた。
私のことをどう思っていたか思いませない何て…
刹那
1番やだよ
刹那
太陽にあって、1番はじめに聞こうと思ってたのに
次の日からは、もう何も出来なくなって
ただただ布団にうずくまって泣いていた。
刹那
太陽…
刹那
思い出してよ…バカ
刹那
1番大切な事じゃん
刹那
それがわからなかったら私…
お母さんは心配してずっと家に居てくれていた。
けど、泣いてる声を聞いてそっとしていてくれた。
そんな時に…
ピロリン
刹那
…LINE?
刹那
太陽からだ…
その内容は…
太陽said
あのあときっと刹那は辛かっただろう。
友達に辛い思いをさせてしまって、ほんとに自分が情けなかった。
太陽
ん…?
太陽
友達?
友達、と思った時心臓を悪くしたのかと言うぐらいズキっとした。
太陽
違う。
友達じゃなかったのかもしれない。
じゃあ刹那は
太陽
俺にとって何だったんだ?
その答えが分からなくて
ずっと1人の部屋で刹那と二人で撮った写真を見ていた。
そうして1時間。
すると不意に、友達の言葉を思い出す。
「好きって、不意に思うんだ。ほんと不意に。だけど、好きって分かるまで時間がかかる。」
「でも、ときが経つにつれてこの人といたら楽しい、とかこの人といたら落ち着く、とか次第にわかるよ」
そして最後の言葉。
「好きってわからなかったら、この胸の痛みも分からないんだろうなぁー」
そうだ。
太陽
そうだ、
太陽
そうだ!
太陽
そうだ!!!!
俺は刹那の事が…
………………
太陽
ありがとう、思い出せたよ。やっと。
そして刹那にLINEを送った。

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