なんだろう。
悲しくなった。
多分、わざとじゃないんだ。
そう言われ時、とても嬉しかった。
同じだったんだって。
最初は私も暗かった。先が見えなかった。
全然何の病気か分からない。
お母さんも来てくれない。
もうなんなんだろって思ってた。
こんな真剣な太陽、初めてかもしれない。
悲しくなった。
私は……
こんなにも………
君の明るい所に惹かれたのに。
こんなに……………………
好きなのに。
考えれば考えるほど悲しくなるから、ソフトクリームを頬張った
私はそれを飲み込んでから、
違う。
こんな事、思って無い。
だけど、それを止める前に口がもう動いていた。
一瞬思い出したかのような顔をしたけど、またすぐに顔が曇った。
黙ることしかできなかった。
早く思い出して欲しいな。
そんなことを考えてると、太陽がハンバーガーを頬張った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。