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第5話

5
結局、あの夜あなたはさっさと服を着て部屋を出ていってしまった。

1人残された俺は、さっきのあなたとの時間を思い出す。


零れる吐息、細めた目から俺を見る時は少し優しくなる眼差し。

愛しい人との情事は目眩がするくらい甘くて、さっき別れたばっかなのにもう彼女を欲して、我慢できなくなりそうで。
櫻井翔
櫻井翔
俺も弱くなったな、、、
今まで色んな女性と一夜を明かして来たけど、いつも別れを告げるのは俺から。縋ってくる女を鬱陶しいとすら思ったこともあった。


それなのに今では俺があなたを必死に追ってる。それも相手がいる人を。
櫻井翔
櫻井翔
ねぇ、俺のこと好き?
諦め半分でそんなことを聞いてみる。


貰えないと思っていた言葉は、案外簡単に
(なまえ)
あなた
、、、好きよ
― 貰えた。



それが貴女の嘘で、罠であることに気づいてる。

気づいてるけど、たったそれだけで舞い上がって、素直に騙されたフリをする。





でもさ、この気持ちだけはどうか止めないで欲しいんだ。


貴女の前では成す術もないこんな哀れな俺を
(なまえ)
あなた
馬鹿みたい
なんて嘲笑ってくれたらいっそ楽なのに。