第16話

side海人


『ちょっとトイレ行ってくる~』


「うん」



平日に来たけど、やっぱ混んでるよな~。


かぐちゃん全然気づいてないかもしれないけど、結構見られるのよ(笑)


今も、スマホいじってるふりして、俺の周りには女の子が。



ファン1「あ、あの!」


「はい」


ファン2「高橋海人くん…ですよね?」


「うん!そうだよ?」


ファン1・2「「ファンです!!」」


「ありがとうございます!!」



制服で夢の国を楽しんでいる高校生らしき女の子2人と握手をする。



ファン1「かぐちゃんと来たんですか?」


「そうだよ。俺のはたち記念(笑)」



「かぐかいやば!」ときゃっきゃっする女の子。



「久々の2人っきりだからそっとしといてほしいな?ごめんね」


ファン2「いえいえ!楽しんでください!」


「ありがとう」



周りにいた人にも聞こえるくらいの声で言うと、サッといなくなる人。


女の子達にも手を振って別れる。



『たきゃはしきゃいとくん、きゃわい〜い』


「かぐちゃん。見てたでしょ」


『へへっ』


「もぉ~。すっごいドキドキしたんだから」


『私だってさっきトイレで声かけられたしー』


「そうなの?」


『うん!すっごいかわいい子達だった!』



「みんなお揃いの制服着てね?」と話す咲花ちゃん。


‥‥かわいい。



「かぐちゃん」


『ん?』



ぎゅっとかぐちゃんの指を絡める



「かぐちゃんが一番かわいいよ」


『……へっ(照)』



顔を真っ赤にする咲花ちゃんがすごくかわいかった。



今日はありがとね、かぐちゃん