第41話

濃いピンクさん
side 玄樹


『"誕生日プレゼントおくるね"』


なんとなく不思議だった

なんで"送る"って変換しなかったんだろうって

かぐのことだから、絶対に送る前に読み直してるし

そこに隠されたメッセージがあることに俺は気付いてなかったんだ


ピンポーン


え、誰?


そう思ってインターホンに付いている画面を見ると


「え…なんで…!」


満面の笑みの5人と
1人だけ変顔してる岸くん


『玄樹ー?あれ、いないの?』


「っ…」


このままだと帰ってしまいそうだったから慌てて溢れた涙を服の袖で拭ってドアを開けた


勇太「玄樹」


『おめでとっ』


「っなんで…?」


『え、気づかなかった?』


教えてもらって初めて気づいた


『普通ね、"おくる"って見たら勝手に"送る"って頭の中で変換されるんだけど
てかあえてそれを利用したんだけどね?
あの文章の"おくる"は、"送る"じゃなくて、"贈る"だよ?』


やっぱり、わざと変換しなかったんだ


『私がプレゼントを宅配便で送るような奴だと思ってたの?(笑)』


そうじゃない。
そんなわけないけど…っ