第2話

D編
33
2020/07/22 13:51
D
D
...さて
殺した相手は、もう肉片となっている
首は残してある。それはもちろん依頼者に殺したことを伝える為だけにあるのだ。
D
D
...取った
モブ
ありがとう、報酬だ。
D
D
...1 2 3 4 5 6...ちゃんとあるな、60万貰ったぞ
モブ
感謝しているよ、今後もよろしく頼む
D
D
あぁ
どうやら後片付けは依頼者がしてくれるそう。まぁ殺してくれただけ有難いのだろう
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私はAが好きだ。まぁ好きだからと言って好意を伝える訳でもない
A
A
あー...
D
D
どうした
A
A
就活できないなと
D
D
確かにお前、全然魅力ないもんな
A
A
うっせ
大事なのは自分の魅力を伝えることなのだが、Aは魅力が全く無い。まぁそこがいい所なのだ
D
D
仕事紹介しようか
A
A
大丈夫
D
D
そうか
D
D
それじゃあ私は仕事に戻る、就活頑張るんだな
A
A
わかった、私も仕事できるように頑張ってみる
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D
D
...それじゃあな
モブ
ま、待て...まだお前に頼みたいことがあ
スパンッ...と、静かに銃声音がする。
まぁそれは私が鳴らしたものだが、前の依頼者を殺した。
裏の世界では、依頼者が殺されることも当たり前だ
D
D
知らないのか
きっと慣れてなかったのだろう
また依頼しようと思ったのかどうなのか、ポケットには100万円が入ってある。
D
D
こんな大切なものポケットに入れんなよ
気配がする
相手
ちっ
D
D
...なんだ、お前
相手
いいや、あんたは裏の世界で随分暴れてるそうじゃないか
D
D
...
D
D
ふざけるな、暴れて何が悪い
D
D
それだけアンタが弱いってことだ
相手
...死ね
D
D
...お前も死ね
息絶えた
あっさりとした死に方
こんなのも悪くないのだろうか
いや、でも
最後にAに行為を伝えたかった
BAD─END

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