私の手を握りどこかへ連れていく春千代



廊下を歩くなり、遊女のものや
客が物珍しそうにこちらを見ている

遊女
「新入りの子かしら。」

遊女
「まぁ、随分とべっぴんさんやな！」

客
「次はあの子と酒を飲んでみたいなぁ」






私は人から向けられる目線が大嫌いだ。


全ての目が私に冷たく
向けられているような気がして怖い。

そう言って連れてこられたのは

綺麗に整理された個室の部屋

しばらく春千代は私を見つめる

なんでこの人ずっと私の事見てるの……ｯ

と言いながら私の顎をクイっと持つ

何を言ってるのか全く分からないが

、とりあえず従えばいいか……ｯ((

ひよこ？！私がか弱いってこと……？！

少し食い気味に不貞腐れながら吐き捨てる

なんだコイツ、全然意味わからん(

後ろを見ると、誰もいなかった
部屋に豪華な衣装をまとった女が1人こちらを見ていた

そう吐き捨て背を向け、どこかに向かっていった春千代

私は部屋に入り、鋭い目で見つめる女に近づく

その近くには、幼い女の子が2人

その目



私が大嫌いな目つき

見ていてイライラする

でも今はこのわらび姫とやらに
怪しまれないようしなければ

どうやら、わらび姫に敵意は向けられていないみたいだ

その狂気じみた笑顔に私は背筋に緊張が走った

でも、わらび姫からは鬼の気配はしない


ただ怖い女の人ってだけ……？((

あれって気にいられてるで合ってるのかな(

さっきの方も怪しかったけど……

やばい、こんな褒め倒されると反応に……ｯ

この人やっぱり不気味って感じ

遊郭って難しい(？