第22話

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2020/11/08 02:57
最後まで思い出すことなく合宿が終わった
岩泉「やっぱり、思い出せなかったか…」
花巻「俺らはそこそこ思い出したらしいけど、いちばん辛いのは…」
松川「アイツだよな…」
そんな話が聞こえた



バスの中で侑に問いかけた
『侑』
侑「なんや?」
『私達って、本当に付き合ってるの?』
侑「…せやで」
いつも笑顔な侑は、真顔だった
侑「あなたは俺がいれば充分よな?」
問いかけでは無い
決めつける言い方だった
『そうだけど、記憶は取り戻したい…』
侑「なんでや?俺だけいればええんやろ?ならええやん」
今、私の目の前にいる侑はいつもの侑じゃない
誰なの?いつもの侑はどこに行ったの?
怖い
侑の真顔なんて何度も見たことあるのに
何故か恐怖に思えた
何故だろう
この侑は、初めて見たようではないみたいだ








ユース合宿にて、侑は不在の時
ふと、思い出したことがあった
侑の恐怖のせいで侑を嫌いになったことだ
これはただの妄想なのか現実なのか
何故だろう
合宿帰りの侑の顔を見てからか
稲荷崎のみんなが怖く見える




今日、ユース合宿最後の日
いつものようにスキンシップが多い稲荷崎
距離もいつもより近い
思い出せそうな時、何故か話しかけてくる
邪魔をしているのか?
「…」
「…あなた」
治「あなた?」
『え?あ、ごめん。聞いてなかった』
治「大丈夫やけど…大丈夫か?」
侑の顔がフラッシュバックする
『ッ…だ、大丈夫』
治「そうか?あんまり無理せぇへんでな?」
『大丈夫大丈夫‪』
私は1歩下がった
距離が近いからだ
すると治は1歩迫ってきた
治「前のあなたみたいやな」((ボソッ
『?!』
『今、なんて…』
治「なんも言ってないで?それ耳ちゃうん?」
私ははっきり聞こえた
"前の私みたい"だと
この言葉で確信した
私は侑の彼女では無い
正確に言うと、彼女だった存在、の方が近いのか?
この恐怖は前からあったものと確信
頭が痛む
あと1歩、あと1歩で思い出せそう
治「あなた?頭痛むん?」
頭の痛みが和らいでく
ダメ、今思いしたいの
そんな願いは届かず
痛みは無くなった
治「北さん、コイツ頭痛い言うとるんで帰らせてもええですか?」
北「そうやな、無理は良くないからな。ええよ。お大事にな。あなたも自分のことは自分で言えへんといかんぞ?」
『…はい』




『治…悪いけど1人にしてくれないかな?』
家まで送ると言う治に1人にして欲しいと伝えた
治「なんでや?」
案の定ハテナが浮かぶ
『思い出せそうなの』
治「でも頭痛くて倒れられても困るんは俺やからな?北さんになんて言われるか…」
1人にはしたくないらしい
治の気遣いか、それとも思い出させたくないか
両方だろう






その日はよく眠れなかった
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遅くなりました…
テスト期間なのでチョコチョコ作ってました
お詫びに今日中に最新します!
それではバイバイ(ヾ(´・ω・`)