第122話

104話
1,207
2020/02/27 13:14


廉side



海人が号泣して、

他の4人と騒いでる間に、

封筒を除くと、

1枚のメモ紙。







廉
ん?



チラッと中を除くと、





“廉へ”





俺宛だった。
















廉へ


流石廉!

上手くやってくれたんだね‪w

ありがとう。

今年は、クリスマスの方も、
よろしくお願いします。

クリスマスの方の封筒にも、
メモ入ってるから、抜いといてね〜

んじゃ、海ちゃんの事、よろしくね。

廉
ハイハイ。了解です
紫耀
紫耀
廉?何を了解したの?
廉
いや、何でもない



やっぱり、あなたは、

こういう所にこだわってるよな〜って思う。



それこそ、こうやって手紙を書いて、

海人を号泣させたり、

本当に凄いなって思う。








そして、バレるかもしれないのに、

お礼のメモまで入れて、

しっかりしてるよな‪w










本当にあなたが戻ってきたみたいやな…








こんな流れで、

いきなり“やっほ〜”って言って、

戻ってくればいいのに…





海人、絶対凄い幸せそうな顔するんだろうな…























不可能だと分かっていても、

諦め難いこの事実。





3年経っても、それは、

全くをもって変わらない。








玄樹
玄樹
ねぇねぇ、今日ってあなたのとこ行くんでしょ?
じん
じん
確かその為に、心葉が全員の休み合わせてくれたんじゃなかったっけ?
優太
優太
心葉、迎えに来てくれるって言ってたよ?
紫耀
紫耀
えっ?
紫耀
紫耀
何時?
優太
優太
えっと、9時?
廉
はぁ!?もう後10分しかないやん!
海人
海人
何で言ってくれなかったのさ〜!
優太
優太
えっ?俺言わなかったっけ?
みんな
みんな
言ってないわ!
優太
優太
えっ、マジさっせん!
じん
じん
いいから、さっさと準備しよ!



そうして、慌ただしい1日は、

始まりを告げるのです。




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