あなた…
まさか、私が居なくなってから、こんなにもすぐに迎えにくるなんて思ってなかったよ
そうだよね…
でも、病気だからさ
まぁ…ね…
こんなにも優しい人を、死なさせるなんて、神様もどうかしてるよ
ううん、私は唯奈を殺してしまった。
私が死んでも、償いきれない罪を犯してしまった。
…………
あなたのせいじゃないのに…
まぁ、迎えにきたんだ
うん。もう行く?
まだ、もう少ししたら行くよ
そっか……
皆ともサヨナラか…
向こうに行くのは、後3日後
4月…3日…
うん
(海ちゃんの誕生日…)
何時?
23時59分
良かった…
何が?
海ちゃんの誕生日…!
そっか…!
最後にしっかり祝ってあげて
もちろん!
そうだ、この事は生きてる人に言っちゃダメだよ?
言った時点で連れていかなきゃいけないから
分かった、絶対言わない
あと3日、存分に楽しんで
うん!
そして私は、目覚めた。
なんだ、まだ朝の6時じゃん
早く遺書完成させちゃわないと
そして、私は朝から、
全員に宛てた、遺書を描き始めた。
所々で、やっぱり少し寂しくて、
悲しくて、
便箋に、水が垂れる。
若干痺れて、書きにくかった。
だけど、伝えたい事が沢山、沢山、
あり過ぎて、終わらない。
そして私は、遺書の他に、
何枚かの手紙を書くことにした。
そんなこんなで、気付けば寝ていた。
起きると、時刻は午後5時。
マ…マズイ…
皆来ちゃう!
大体、皆がいつも来る時間は、
5時過ぎ。
今の時刻は、5時過ぎ。
机の上に、便箋とか色々散らばしっぱなしだ!
そして、何とか片付け終わると…
ガチャ
ごめん!今日遅くなった〜
いつもより、若干遅く、皆が来た。
何かめっちゃ信号引っかかってさ
信号様、ありがとうございました。
そして、今日を含めてあと3回の、
唯一の楽しみは、今日もやってきたのだ。
桜のつぼみは、もう膨らんでいる。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。