第3話

第弐話:始まる共同戦
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2022/11/17 20:00
次の日

夏目siten

なんだか不思議だ、あんなに話した事のなかった朴野と昨日の夜話していたのがまるで夢のように思えてしまう

しかも共同するなんて…夢のまた夢だ

貴志「何か…すごい事になったぞ…」
ガラガラ
雅弥「…おはよ、夏目」
貴志「おはよう、朴野」
(雅弥が席に座り本を読む)
貴志「(夢ではなかった)」
「(それにしても…やっぱり綺麗だ)」
北本「夏目、今あの朴野さんと話してたのか?!」
西村「あの朴野さんが人喋ったの初めて見たぞ」
貴志「うるさいなぁ」
笹田「夏目くんと朴野さんはどういう関係なの?!」
貴志「そうゆう関係では無いから!」
笹田「もしや…付き合っt…」
雅弥「あのさ…うるさいんだけど」
「後、委員長、勝手に勘違いしないでくれる?そうゆうの良くないと思うから」
笹田「それじゃあどういう関係か教えてよ!!」
雅弥「委員長が思っている関係では無い、そういえば正解でしょ」
「後、知らない2人もうるさい」
「僕、読書したいから、黙ってて」

少し離れ

北本「知らない2人…」
西村「知らない2人…」
貴志「2人してやめろ」
北本「にしても朴野さんすげぇよなぁ」
西村「確かに、あのプライド高い委員長に歯向かうぐらいだからなぁ」
「夏目もある意味すげぇよ」
北本「それなぁ」
貴志「なんでだ?」
西村「だって、あのクールブリザードの朴野さんから挨拶されたんだぜ?」
北本「普段の朴野さんなら普通に無言で席に座って読書してるんだぞ」
「けど今日は「おはよ、夏目」だぞ!」
西村「一体いつから朴野さんと口数交わせるようになったんだよ」
貴志「家が二三軒先で近いからだよ」
北本「ふーん、まぁせいぜい頑張れよ夏目」
西村「朴野さん他クラスや他学年、他校からもモテるらしいからなぁ」
貴志「そうなんだ」

キーコーンカーコーン

北本「やべぇ朝のHR始まるぞ」


学校が終わり

北本「夏目〜帰ろーぜ」
貴志「悪ぃ先帰っててくれ、用事があるから」
西村「わかった」


中庭にて

貴志「待たせて悪い」
雅弥「別に、そこまで待ってない」
「それじゃあ行こう」
貴志「嗚呼」

雅弥「まずは夏目」
「夏目にはどこまでの妖が見える?」
貴志「わからないけど、友人帳に書いてある妖の他にも一応見える」
雅弥「なるほど…」
「夏目はかなり強いね」
貴志「朴野は?」
雅弥「僕もわからない、けど一応能力は強い方とは思いたい」
ニャンコ先生「雅弥は紅葉の孫だったな」
雅弥「そうだけど」
ニャンコ先生「なら、あの能力も使えるだろ」
貴志「あの能力…?」
雅弥「そういえば話してなかったね」
「僕は触れた妖の過去がわかるんだ」
貴志「妖の過去が?」
雅弥「まぁ具体的とかはわからない、触れたら目に映るの…」
「色んな過去が…」
貴志「そうか、それはきっと役に立つかもしれないな」
雅弥「そうかな?」
貴志「そうだよ、少なくとも俺はそう思うよ」
雅弥「…ありがと、夏目」(微笑)

この時初めて朴野が笑う顔を見た気がする…
なんて美しい笑なんだろう

妖「仲良し帳を寄越せ!!!!」
雅弥「この前追いかけて来た妖?!」
貴志「名を返すなら今だ!」
雅弥「うん」

雅弥「仲良し帳よ、名を明かせ…」
ピラピラ、ビリッ
雅弥「今居る妖に名を返します」
ヒュルル

貴志「消えたぞ」
雅弥「きっと名が戻ったからかな」
ニャンコ先生「成仏したんだろうな」
「紅葉は妖にも書かせていたがよく悪霊にも書かせていた」
「あれは悪霊だ」
雅弥「祖母は一体何者なの…」
貴志「只者では無い事は確かだな」
雅弥「そうだね…」フラッ
貴志「大丈夫か?」(支える)
雅弥「うん、大丈夫。」
「多分名前を返せて気が抜けたんだと思う」
貴志「そうか、上乗るか?」
雅弥「いや、悪いしいいよ」
貴志「けど、能力を使ったばっかりだ、そう動くのもかなりキツいと思うから」
「早く乗れ、じゃないと置いてくぞ」
雅弥「重いとか言わないでよ…?」
貴志「わかった」

雅弥が乗る

貴志「(軽っ)」

雅弥「ねぇ、夏目」
貴志「なんだ?」
雅弥「ずっと聞きたいと思ったんだけどさ」
「僕の事可笑しいと思わないの?」
貴志「なんでだ?」
雅弥「一人称とか…見た目とか…色々と」
貴志「別に可笑しいとは思わないよ」
「朴野は朴野だし」
雅弥「…」
貴志「それに、朴野がそんな事気にしなくていいと思うぞ」
「俺が可笑しくないっと言ってるんだから」
雅弥「…ありがと、夏目」
貴志「朴野は…」
雅弥「スゥースゥー…」
ニャンコ先生「寝てるな」
貴志「ニャンコ先生」
ニャンコ先生「なんだ?」
貴志「きっと朴野は…人の何倍も辛い思いをしているんだと思う」
ニャンコ先生「なぜだ?」
貴志「今おんぶしててわかる、強く手を握ってるだ」
「きっと怖かったのもあるし、辛かったのもあるだろう」
ニャンコ先生「お前は本当に人思いだな」
貴志「そうだな」

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