サナside
私の彼氏(女の子だけどボーイッシュでイケメンなので普段から男だと思われている。)はいつも教室に居ない。なのに....
先生「神楽。」
先生「おーい、神楽ー!取りに来い~」
先生「あ、そうかじゃあお願いするよ~」
なのに....テストはいつも100点で本当は何でも出来るのにクラスの皆には何も出来ない不良だと思われている。
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴って下校時間になったら私はあなたを迎えに行く。
次の日.....
ガラガラー
モブ「えっ!?ヤバい何あのイケメン」
モブ「神楽さんだよ!」
モブ「神楽さんてあんなイケメンだったんだ」
モブ「おはよ~」
席に着いて数秒もしないうちに先生がやって来て
先生「今日は抜き打ちテストするぞ~!準備しろよ~」
先生が笑顔で入って来たかと思えばそんな事を言い出してあなたの方を見てみると...爆睡中。
先生からテストが配られるけどまだ寝てる。私とあなたの席は1番後ろの隣どおしだからよく顔が見えていつもはカッコイイのに寝顔は可愛いなんて思ってしまう。
先生「おーい、神楽〜起きろ!」
先生の声があまりにも大きくてあなたは肘を机から落としガクッとなった。それと同時にクラスの皆はあなたの方を見た....
モブ女〈顔カッコイイのにドジな所可愛い~〉
モブ女〈そんなに見た事なかったけどカッコイイ~〉
モブ女〈女の子なのにクラスの男子?いや学校の男子の中で1番カッコイイかも~〉
モブ男〈イケメンだな~何であんなにイケメンなん?〉
モブ男〈俺もあいつ位カッコよくなりてぇ~〉
先生「はーい、全員前向けよ~」
生徒「はーい」
先生「はじめー」
あなたside
先生が開始と言ってから20分位かな?問題を解き終わってまだ眠いなぁと思いながら何となくサナの方を見てみると頑張って答えを解いてる感じでしばらく見ていると本当に表情がよく変わるなと思った。
サナの顔を見ていると段々眠気に勝てない気がしてきていつの間にか寝てしまっていて起きたらテストは終わっていてお昼になっていた。
屋上に行くと今日は先客が居た。
モブ女「あ!神楽さんとサナ~」
モブ女「いや、だっていつもサナ下校時間になったら屋上行ってるから神楽さんに会えるかな?と思って」
モブ女「私達もそう!」
モブ女「だって今日教室に来てて見た時めっちゃカッコよくて仲良くなりたいと思ったから一緒に食べたら仲良くなれるかな?みたいな?」
モブ女「なに!?」
モブ女「もちろん!じゃあ、あなたって呼ぶね!」
お弁当を屋上で皆で食べてその後も授業を受けて1日が普通に過ぎ去った。皆でお弁当を食べた次の日テスト返し。
先生「テスト返すぞ~!モブ女もっと頑張れ!」
先生「湊崎~お前も頑張れ!」
他の生徒も名前を呼ばれ
先生「神楽~!いつも凄いなお前勉強してるのか?100点おめでとう🎊」
サナside
その日あなたの頭がいい事がバレたあなたのモテ要素がドンドン増えていく。私が授業に出て欲しいと言ったのに何故か今は不安しかない月日が経つ事にあなたはクラスに馴染み男子並それを越す位の運動能力がある事もバレてその噂を何処からか聞いた先輩や後輩が告白をしているのを何度も見かけたりもした。
ライside
最近サナのテンションが低い。僕は何故か色んな人から告白されるようになったりして教室でもサナと席が離れたりしてサナといる時間が少なくなって来た。僕も寂しいと思ってたけど、サナも寂しいと思ってくれてるんかな?
サナside
帰っている時あなたに言いたい事があると言われた。何だろう別れ話かな?不安で仕方ない。
あなたの家の前に着くと待っててと言われたどうやって振られるんだろう。もうマイナスな方向にしか考えてられない。
目の前には花束と紙袋を持ったあなたが居た。
あなたは紙袋から小さな箱を出し、私の前に膝まづいた。プロポーズする人のように...箱をパカッとあなたが開けて。
そう言われ少し残念な気持ちもあったけどその後の言葉で一気に全て吹っ飛んだ。
またこんな事をしてくれる日が来る事を考えると笑ってしまう。2人でずっと笑顔で笑ってような!あなたありがとう。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。