突然だが、彼女らの呼び合いについていけない方もおられるだろう。
ニックネームというかあだ名というか、そういった類の呼び方で呼び合っている。
先の琴里ノ緤那はこのオカルト・アニメ研究部の部長であるからして「部長」。
待宵アルネのあだ名は元は「サイコパス先生」だったのだが、次第に長い名前に面倒臭くなったのか「先生」と省略されている。
そして六年小雪。彼女は「カナ」。特に名前と接点は見当たらないが、何故そうかと言われると、某有名刃漫画に出てくるカナヲと性格が似ているからである。なら「カナヲ」でもよかったのだが、何故か「カナ」となった。
どうやら二文字表記が好きなようだ。
例の犯罪愛好家・暗坂マルヤは「マル」である。見ての通りだが、これにも色々あって、一つは名前がマルヤだから、二つめは警察用語には「マル〜」が多いからである。もちろん、彼女は間違っても暴力団員ではないし、ヤクザでもない。犯罪愛好家ではあるがやはり間違っても犯罪者ではない。
本人曰く、「法律大好き事件大好きな法律を遵守する善良な国民」である。
彼女たちのいうあそこ_______それは彼女たちの秘密基地とでも言う場所のことである。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。