第45話

45
4,002
2020/04/06 13:35
私は急いで部屋に行った。

グクオッパとツウィオンニが話しているみたいで

中には入らず扉越しに2人の会話を聞く事にした。
ジョングク
ジョングク
その、キスした事なんですけど、あれは事故で…
ツウィ
ツウィ
そっかぁー、事故でしたか…。私だけ好きだったって事ですね。
ジョングク
ジョングク
…え?
ツウィ
ツウィ
私、グクさんのこと好きでした。私、両思いなのかなって思ってたんですけど…私の勘違いだったんですね…。
グクオッパは…ツウィオンニの事が好きだったの?
ジョングク
ジョングク
…俺は、
怖い…。

昔、ツウィオンニの事が好きだったとしたら、

私は何も言わない。過去の事だもん。

だけど、今は?今、ツウィオンニの事が好きなら

どうしたらいい?
ジョングク
ジョングク
…あなた以外好きになった人はいません。
え…。
ツウィ
ツウィ
そうですか…。お話、聞いてくれてありがとうございました。あなたの事、お願いします。
ツウィオンニは、私の事憎まないの?

オンニは、優しすぎるよ…。
あなた
あなた
…ゥッ、ヒック…。
ツウィ
ツウィ
あなた?
ツウィオンニが部屋から出てきて私を見てびっくりしている。
ジョングク
ジョングク
え、あなた。
あなた
あなた
ごめんなさい、聞いちゃって…
グクオッパはツウィオンニの横を通り過ぎて私を

引き寄せ抱きしめてくれた。
ジョングク
ジョングク
やっと、抱きしめれた…ニコッ
あなた
あなた
ごめんねっ…
ツウィ
ツウィ
あなた、
あなた
あなた
ツウィオンニ…っ、
ツウィ
ツウィ
今はグクさんと話して。また連絡するから、その時会ってくれる?
あなた
あなた
もちろんっ、
そう言ってツウィオンニは宿舎を出て行った。

グクオッパは
ジョングク
ジョングク
ごめん、不安にしすぎた…
と謝ってくれた。

私もしっかり話さなきゃ。
あなた
あなた
私も、意地張ったり、本当の事言わなくてごめんなさい。言ったら…事故じゃなくて、故意でしたと思っちゃいそうで、しかも、グクオッパにいちいちそんな記憶思い出して欲しくなくて…っ、
私がそこまで言うとグクオッパは頭をポンポンとしてくれた。
ジョングク
ジョングク
俺は、ずっと、あなたが好きだよ。
真っ直ぐに私を見つめながら言ってくれて、

胸がいっぱいいっぱいになり、
あなた
あなた
…私も。私もグクオッパが大好きだよ。
そう言って仲直りのキスをしたんだ_.・*

この幸せはずっと、続いて欲しかったのに、な…。

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